2.09.2013

三軒茶屋中央劇場 閉館に向けて



■少し前にtwitterで知り、劇場入口の貼り紙を見て、大ショックを受けました。三茶の中劇:《三軒茶屋中央劇場》が02/14をもって閉館するというのです。

ここは三軒茶屋のシンボルですし、この映画館と劇場があってこそ、この街は独自の文化的な魅力を保持しています。

資本主義のシステムにすべてが組み込まれ、流されていくことは、人間の営みとしての知恵を欠き、数値に換算できない豊かさを無為に手放してしまう、ひとつの明確な敗北であると思います。

確かに“きれいごと”で固定資産税は払えないわけですが、スクラップ&ビルド思想に(ごく一部の人々を除いて)もはや誰も明るく豊かな未来など見て取らないのですから、これからは、そういう“きれいごと”にこそ、価値を見出し、市民が力を合わせて、こだわっていくべきだと考えます。

それは言わば人間らしさを賭したシステムとの闘いなわけですが、そもそも、その大切さを教えてくれたのが、この劇場でかかっていた映画なのです。

上掲のウェブサイトで、「三軒茶屋のミニシアターの灯をともし続けたい!」という思いに賛同する人に対して署名を募っています。

映画業界のディジタル化の波に飲み込まれ、高額なディジタル上映機材が導入できない地方の映画館やミニシアターが、今、次々にやむなく閉館に追い込まれているわけですから、これは三軒茶屋だけの問題ではなく、日本中の文化の危機という社会問題なのです(この問題に関して《ワタシネマ》さんのこのブログが詳しい。http://www.watacinema.com/?p=3635 )。

世田谷区や東京都にお住まいの方でなくても、この問題を深刻にとらえていらっしゃる方は、是非、署名してください。